ベスト8をかけた日本代表の戦い、VSクロアチアはPK戦での敗退となりました。
しかし今回のワールドカップは、日本代表の可能性の高さを感じさせてくれました。
ベスト8をかけた戦い 日本VSクロアチア
後からゲーム全体を振り返ってみれば、クロアチアがボールキープして攻め込むシーンの方が圧倒的に多い展開でした。
どうにか失点は防ぎ前半終了前、ショートコーナから前田が押し込み先制します。
後半も押し込まれる展開が続きますが失点だけはしない。
何とか耐えていたんですが、右サイドからのクロスを4番ペリシッチがヘディングシュート。
クロアチアに同点にされます。
その後も基本的にはクロアチアペース。
決定的なシーンもいくつかありました。
日本は少ないチャンスをシュートまでもっていきますがゴールはできません。
1-1のまま決着つかず延長戦へ。
延長も両チーム無得点でPK戦となります。
PKの結果は1-3となり、クロアチアがベスト8進出を決めます。
個人的な日本代表の総括
今回のワールドカップでの日本代表の戦いを見た個人的な感想です。
正直、全選手全スタッフにありがとうです。
そんな中でも個人的に「特に凄い」と思った選手たちをあげさせて下さい。
まずは前田選手。
予選ではそこまで活躍した記憶はありません。
しかし今大会での動きは素晴らしかった。
あれだけ動き続けて前からの守備をさぼらない。
![](https://bishinoki01.info/wp-content/uploads/2021/06/31a6cc7242b34da11af8e5b055b55781.jpg)
最後は得点も決めてくれました。
次の大会ではストライカーとしての活躍に期待です。
次に堂安選手。
思いっきりの良さだけじゃなく、テクニックの高さもあちこちで見せてくれました。
ターンで相手を抜いてくシーンは、
![](https://bishinoki01.info/wp-content/uploads/2022/06/b0f352ae38697c1ad2d90f7c2e6ad185.jpg)
うまい!!
の一言。
これは偶然かも知れませんが、先発した試合は無得点で途中出場では流れを変える2得点。
たらればですが、ジョーカーとしての勝負強さもあります。
三笘選手。
もはやドリブルは世界レベルと言っていいでしょう。
きっちり対策してきたクロアチアも抜き去ってました。
後ろ目のポジションで攻撃参加がいつもより減ってました。
しかしボールを持つと「やってくれる」という期待感しかありません。
三笘選手が持つとサポートは少なく、チームは皆でゴール前に向かいます。
この絶大な信頼感。
![](https://bishinoki01.info/wp-content/uploads/2022/06/b0f352ae38697c1ad2d90f7c2e6ad185.jpg)
間違いなく今後の日本代表の中心!
伊東選手。
この大会はチーム事情もあり守備的なポジションでした。
しかし前に後ろにと、よく走ってます。
こんなにスタミナあるんだ、と思っちゃいました。
この大会でも攻守にわたりスピードが活きてました。
相手DFを振り切ったり、後ろから相手FWに追いついたり。
クロアチア戦の右サイドからの攻めは完全に勝ってました。
そして日本の全試合の得点のほとんどに絡んでます。
![](https://bishinoki01.info/wp-content/uploads/2021/06/31a6cc7242b34da11af8e5b055b55781.jpg)
エースの役割を充分に果たしたと思います。
遠藤選手と守田選手
危険な芽を摘むボランチというポジション。
とくにクロアチア戦の守備は見事でした。
中盤の底でも前でもボールを奪ってました。
![](https://bishinoki01.info/wp-content/uploads/2022/06/b0f352ae38697c1ad2d90f7c2e6ad185.jpg)
スチールも対人も負けてません。
クロアチアの追加点を防いだのはこの二人の力が大きかったと思います。
これからの日本代表に思う事
素人ながら、これからの日本代表に思う事を少し。
これまでずっと言われ続けた得点力不足。
これはかなり改善されたように思います。
しかし昔からずっと続く日本の弱点はまだ改善されてません。
それはハイボールの処理。
以前に比べ背の高い選手は増えてるんですが、この悪癖だけはなぜか代々受け継がれてます。
ハイボールを単純にゴール前にあげられる。
これを繰り返されると致命的なシーンばかりになります。
クロアチア戦の失点もまさにその形。
これは予選でも同じような状況が見られました。
そして、ここまで大会を見てきて思う事。
世界との圧倒的な違い。
それは、パスのスピードと状況判断。
日本はとにかく優しいパスが多い。
パスが味方に届く前に相手に詰められちゃう。
さらにそれを最終ライン付近でやっちゃう。
当然のごとく、出すとこ無くて奪われる。
強豪国もゆっくりしたパス回しをします。
しかしそれはチーム全体を落ち着かせる時。
攻撃に入った時のパスはとにかく速いです。
ブラジル・フランス・イングランド・オランダといった強豪国。
共通するのは短い距離のパス交換でも「ボスッ!」って音がするくらいパススピードが速い。
そしてそれを難なくトラップしたり、正確にダイレクトで繋げたりします。
パス回しは組織力と個の力の集合体。
個の力がついてきた今こそ、チームとしての次のレベルに到達して欲しく思います。
![](https://bishinoki01.info/wp-content/uploads/2022/06/102a2d265fed5aae13324e70671e5b89.jpg)
いち日本代表ファンの戯言でした。
4年後の日本代表へ
今大会が始まる前、正直に言えば予選敗退しか考えてませんでした。
ドイツ、スペインがいたんじゃ仕方ないか・・・と。
思いっきり覆されました。
昭和世代のサッカー選手にとって、ドイツとスペインなんて天井人。
勝つどころかテレビで見て応援してたチームです。
![](https://bishinoki01.info/wp-content/uploads/2022/06/b0f352ae38697c1ad2d90f7c2e6ad185.jpg)
なにせ「西ドイツ」世代ですから。
とにかくいいもの見られて大満足!
これだけのものを見せられたら、4年後はさらに違った景色が見たくなるのは当然でしょう。
日本のサッカーが頂点に立つ日。
さすがにそこまでは期待しませんが、ベスト8と言わずベスト4は見たいかも。
がんばれ日本!
コメント