年末の忘年会シーズン真っ盛り。
飲食店にとっても年末は売り上げがアップする重要な時期になります。
そんな中、予約を入れておいて何の連絡もなしにお店には現れない無断キャンセルが問題になっているそうです。
お店側には年間約2000億円の被害があるそうです。
無断キャンセルについて
私も会社員時代には忘年会の幹事をやった事があります。
予約アプリではありませんが何軒か仮予約を入れて、最低でも3日前までには行かないお店にはキャンセルの連絡をしていました。
この無断キャンセルのニュースを見た時に、なんでキャンセルの連絡ができないのか不思議でした。
インタビューを受けていた人の中には、無断キャンセルの何が悪いと開き直るような態度の残念な大人もいました。
無断キャンセルの原因
無断キャンセルが起きてしまう原因のひとつに予約アプリの存在があるそうです。
忘年会シーズンになると人気店の予約もなかなか取れなくなってきます。
そのため取りあえず予約アプリでお店を何軒か仮予約。
実際に行くのは一店舗だけで、行かない仮予約したお店には何の連絡もしない。
下手をすれば仮予約したことを忘れてしまうという人もいるようです。
こういった事が無断キャンセルに繋がっているようです。
仮予約なので本当の予約ではないから連絡しなくていい、という自分に都合のいい捉え方をしている人も多いようです。
お店側の無断キャンセル対策
最近のニュースでは無断キャンセルを意図的に行って、お店の営業を妨害したとして逮捕された哀しい大人もいました。
意図的な無断キャンセルは言語道断ですが、お店側もただ黙ってはいないようです。
予約段階でクレジットカード情報を入力してもらい、キャンセルの時はキャンセル料を自動引き落としする事前予約を取り入れているお店が出てきています。
旅行の予約などでは当たり前に行われている事ですが、飲食店では取り入れているお店は少なかったようです。
キャンセル料を回収するサービスを行っている弁護士もいるようです。
基本的には話し合いでキャンセル料を支払ってもらう努力をするようですが、話し合いにならないようなケースでは法的手段に訴える場合もあるようです。
お店からの依頼数も年々増えているとの事です。
レストラン予約サイトなどを運営するIT企業のテーブルチェックが「カスタマースコア」という新サービスを開始するそうです。
これはお店の利用頻度、キャンセル率、店員からの評価を総合的に判断して、お店側がお客を評価するサービスです。
スコアの高いお客様には優待価格の設定や予約にも優先度を上げる。
スコアが低いお客様には保証金込みの割高なプランや、予約時のカード情報提示義務などの条件がつけられるそうです。
これからはお店側が来ていただくお客様を選ぶ時代になっていくのかも知れません。
まとめ
大前提として無断キャンセルは絶対にしてはいけない行為です。
お店側が被る被害を考えれば当たり前のことです。
お店側もお客様に嫌な思いはして欲しくないのが本心です。
美味しいものを楽しく食べてもらいたいと思っています。
忘れていた、ついうっかり。
予約する側にしてみたら小さい事に感じるかも知れません。
お店側から見ると来てくれたお客様を予約が入っているからと断らなければいけない、用意した食材と席が無駄になるという大きな損失を被ります。
簡単に予約できるからと次々予約するのなら、無断キャンセルしてしまったらグダグダ言わずに簡単にキャンセル料を支払いましょう。
それがお店へのせめてものお詫びになります。
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