企業でも家庭でも「捨てることは出来ないけれど、置いておくところがない物」ってありますよね。
そういった収納スペースの問題を解決するために、コンテナやトランクルームといった収納スペースの貸し出し事業が増えていきました。
住宅やアパートと違って土地の利用制限も少なく、僅かな空きスペースでも始められる事業。
そのため眠っている土地の有効活用にもなっています。
不動産投資にしては少額の費用で始められるので、サラリーマンの副業としても注目されています。
コンテナ、トランクルーム投資をお考えのあなたへ
コンテナ、トランクルーム投資とは
簡単にいってしまえば収納スペースを貸し出す事業のことです。
トランクルームとコンテナの違い
- トランクルーム
屋内型でフロアをパーティションなどで区切って貸し出す - コンテナ
屋外型で収納スペースとして使えるように加工したコンテナを貸し出す
駐輪専用のコンテナもあるようです。
屋根があって鍵も掛かるので、駐輪場にするには最適かもしれません。
コンテナ、トランクルーム運営の形態
自己運営
土地の用意からコンテナ、トランクルームの設置、集客、アフターまですべて自分で行います。
フランチャイズへの加盟
フランチャイズに加盟してコンテナ事業の運営をします。
名前を借りて日々の運営は自分で行う、大部分を運営会社に委託して土地の賃借料だけ得るなど、契約形態はいろいろあるようです。
コンテナ、トランクルーム投資の利点
初期費用が少ない
まず始めるにあたって、初期費用が少ないというのがメリットのひとつです。
水道や電気の設備はなくても運営はできますので、初期費用は不動産投資にしてはかなり抑えることができます。
そのため実質利回りも20%以上は見込めるとても良い投資案件です。
初期費用も短期間で回収することが期待できます。
ランニングコストが少ない
基本的には設置したら後は何もすることはありません。
設備の耐久性もありますし、よほど壊れない限りは修繕や交換の心配もありません。
一度設備を整えてしまえば長期間の運用が望めます。
立地場所にこだわる必要がない
立地場所によって成否が大きく変わる事業ではありません。
しかし荷物を運搬することを考えると、車の出入りや駐車スペースの使いやすさは求められます。
これらが整備されていれば、立地場所が悪くても需要はあります。
一度契約してくれたお客様は、そう簡単には離れません。
税制面での優遇
コンテナは減価償却の対象になりますので、節税効果があります。
長さが6m以上のコンテナの耐用年数は7年です。
税金に関する詳しい詳細は、専門家ではありませんので記載しません。
ご了承下さい。
コンテナ、トランクルーム投資の欠点
集客が難しい
必要とするお客様に最適な案内をするのが難しい事業です。
自宅や会社以外に荷物の保存スペースが欲しい、という要望のあるお客様をどうやって探すのか。
未稼働が増えると利回りの悪化も考えられます。
新規参入が多い
新規参入が多いのも特徴です。
理由としては以下の通りです。
- 規制が少ない
- 初期費用が少ない
- アフターに手が掛からない
新規参入が多いという事は価格競争に巻き込まれる可能性が高くなります。
廃業時の費用
屋外型のコンテナ事業を廃業する時、土地は手元に残したいがコンテナは必要ないといったケースも考えられます。
コンテナの売却先が見つかれば何の問題もありません。
売却先が見つからずコンテナの処分が必要になった際、費用が高額になることがあります。
コンテナ投資を成功させるには
保管場所に困っている方が利用するのがコンテナやトランクルームです。
契約してコンテナに荷物を収納したお客様が、そう簡単に解約する事はないと思います。
そのため「如何に稼働率100%に早く近づけるか」が成功の鍵になります。
そのためには効果的な集客が欠かせません。
さらに盗難などのセキュリティー対策を強化すれば、ライバルとの差別化もできます。
個人で動くには限界があると思います。
やはりフランチャイズに加盟して始めるのが得策だと思います。
まとめ
不動産投資にしては、初期投資額とリスクが少ないので新規参入が多い事業です。
そのため手ごろな土地がなかなか手に入りにくい状況だそうです。
さらに集客が難しい事もあり、最初の2~3年は稼働しないことも珍しくないようです。
それでも人気なのは、一度契約すると長期間利用するお客様が大半だからだそうです。
長期目線で投資できる、資産に余裕のある方。
土地やフロアを持っていて、活用方法に悩んでいる方。
検討の価値ある投資方法だと思います。
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