2024年から新制度になるNISAで投資デビュー

非課税で投資ができるNISAが生まれ変わります。

これまで投資に縁のなかった方。

この機会にNISAで資産形成を検討してみてはいかがでしょうか。

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NISAとは

NISAとは「Nippon Individual Saving Account」の頭文字をとった略称。

日本における小額投資非課税制度の事です。

株式や投資信託などで得た利益や配当金には税金がかかります。
これら投資商品を非課税で運用できるのがNISA口座です。

現行のNISA

現行のNISAは「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の三本立て。

利用できるのは「一般NISA」と「つみたてNISA」は20歳以上の日本在住の方。
ジュニアNISAは19歳(2023年は17歳)までの未成年の日本在住の方。

NISA口座は非課税で運用できる代わりに、他の口座との損益通算ができません。

現行NISA口座はどうなる?

一般NISAとつみたてNISA

現行NISAの「一般NISA」と「つみたてNISA」の口座開設は2023年末まで。
投資商品の購入も同じです。

2024年以降は新規投資できません。

しかし保有商品は非課税期間終了までは運用可能
期間終了後は課税口座に移管されます。

ジュニアNISA

「ジュニアNISA」は新制度での継続はなし。
2023年末で終了となります。

口座数が伸び悩んだことが理由の一つのようです。

ジュニアNISAを開設できるのは19歳までの未成年者(2023年は17歳までが未成年)
口座内の払い出しは原則18歳までと制限があります。

途中解約して現金化する際は課税されてしまいます。

この大きなデメリットが伸び悩みの一因でしょう。

2024年以降は口座開設と新規投資はできません。

しかし2023年末時点での保有商品は非課税期間内の運用は可能
さらに期間終了後はロールオーバーすれば18歳まで非課税運用可能となります。

そして制度終了となる事で伴い払い出し制限がなくなります

つまりはいつでも非課税で払い出しができるようになります。

18歳まで非課税運用できて払い出しても非課税となるメリットは大きいです。

2023年末までに口座開設。
一年間の最大投資枠80万円分を活用。

駆け込み口座開設のメリットは充分あります。

ちなみに口座内の保有商品すべてを払い出したらジュニアNISA口座は廃止となります。

2024年より新しい制度になるNISA

2024年1月より新しい制度のNISAがスタートします。

現行NISA口座内にある投資商品のロールオーバー(移管)はできません。

新NISAと現行NISAの違いは以下のようになります。

現行NISAと新NISAの違い

いろいろ取り組みやすくなりそうです。

なにより非課税期間無期限で恒久化というのが最大のメリットでしょう。

一般(成長投資枠)とつみたての併用

現行では一般NISAかつみたてNISA、どちらか一つのNISA口座しか開設できませんでした。
切り替えるにしても諸条件があって、手間と言えば手間な作業でした。

新NISAでは「成長投資枠」「つみたて投資枠」と名前を変え、一般NISAとつみたてNISAを併用できるようになりました。

つみたてNISAで毎月コツコツ、一般NISAで売却益を狙った取引。
この二つをNISA口座で一緒に運用する事が可能となります。

年間投資枠アップ

現行NISAは一般NISAで年間120万円、つみたてNISAで年間40万円までの投資しかできませんでした。

新NISAでは成長投資枠240万円、つみたて投資枠120万円。
成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能ですので、年間360万円まで投資できることになります。

投資上限(非課税保有限度額)アップ

現行では一般NISAが600万円、つみたてNISAが800万円まで非課税で運用できました。
そして、売却して空いた投資枠の再利用はできませんでした。

新NISAでは買付金額で最大1800万円まで非課税で運用する事ができます。
そのなかで成長投資枠で使えるのは1200万円までです。

そして運用商品を売却して空いた金額分は再利用も可能です。

これまでは投資枠の上限に達したら商品購入はできませんでした。
新NISAでは売却後に空いた枠分の再投資が可能となります。

例えば1800万円に到達し非課税枠がいっぱいになった時。
保有商品のうち200万円分を売却。
売却で空いた200万円分で新たな商品を購入して運用。

口座内の投資商品の出し入れの自由度がアップする事になります。

非課税保有期間が無期限に

現行NISAでは非課税保有期間が決まっています。
一般NISAは5年、つみたてNISAは20年までです。

これが新NISAでは非課税保有期間が無期限となります。

現行の一般NISAでは保有期間を踏まえたうえでの運用を考える必要がありました。

新NISAではかなり長期間の運用計画も取り入れることができそうです。

口座開設期間の恒久化

現行NISAは2023年末で終了します。
保有している商品は制度終了後も非課税保有期間内は非課税運用できます。

これは新NISAがスタートしても別枠として保持できます。
しかし以降の口座開設や新たな商品購入はできません。

新NISAは制度そのものが恒久化されます。

口座開設は18歳以上ならいつでもできます。
保有商品の非課税期間も無期限です。

これがずっと続くことになります。

投資時期も運用計画もゆとりをもって考えられるようになりました。

上記でお伝えした新制度のNISAは、記事作成時(2023年1月)の情報で構成されてます。
今後の状況次第では変更される可能性もありますのでご留意ください。

まとめ

この記事の情報は金融庁の公式HPをベースに作成しています。

正確な情報を記載するよう努めていますが、相違があると思われる場合は金融庁公式ページでご確認ください。


新制度となり自由度が増すNISA。
資産形成にはうってつけの制度だと思います。

ですがNISAで非課税と言っても扱っているのは投資商品。
絶対に原本割れしない保証はどこにもありません。

眠っているお金があれば、お金にも働いてもらって更に資産を増やす。

しっかりリスクを踏まえて取り組むのが投資の原則です

この機会にNISAで投資デビューしてみませんか。

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